病院で使うような「番号呼出システム」を作ってみた。
この記事から得るもの
病院で使うような「番号呼出システム」が、ノートPC1台とモニタ1台で作成できる。
1 動画で使用イメージを確認
何はともあれ、以下のTwitterの動画をご覧ください(上の完全版の方を見てください)。
完璧な動画になりました!
— かずやん (@y8bV4ty1wbkTjPd) 2020年11月1日
呼出番号入力すると、待ちに反映され表示用Bookにも表示。
1番の処理が終わったとして、1番を削除して赤の登録マクロで、
待ちを2,3番のみにする。
選択したセルの番号を、青の登録マクロで呼び出す。
全部終わったら、全消しして、赤マクロ。
以上です。 https://t.co/kgzTbvHZvf pic.twitter.com/2GwBzd7Z4F
どうでしょう?そのまま実運用でも使える感じがしますね。しかし、ノートPCだけでは相手に見せることはできません。なので、モニタを1台準備します。
以下の写真は、テレビにHDMIケーブルを繋いでテレビに表示させる例です。
操作はノートPCで行い、表示、音声はテレビから行います。小規模な病院であれば手作りの番号札と、この呼出システムがあれば十分な気がします。
2 設計
以下の3つのファイルを準備します。
mp3ファイルはフリー音源をDLしておきます。
呼出システム_操作用.xlsmにマクロが組み込まれています。後ほど解説します。
呼出システム_表示用.xlsmは表示するだけです。マクロは組み込まれていません。
呼出システム_操作用.xlsmの操作について
新規番号の登録
1 セルD4に呼び出す番号を記入する。
2 呼出待ち番号のセル(B9:E12)にD4セルの値を転記する。
3 表示用BOOKに呼出待ち番号のセル(B9:E12)のデータをコピペする。
4 D4の番号を2回読上げる。
処理が終わった番号の表示を消す操作。
1番の処理が終わった場合の処理
1 呼出待ち番号のセルの1番を手動で削除する
2 赤色の図(削除番号詰め処理)をクリックする。
3 呼出待ち番号のセルの2番、3番が1番が消えたところに詰めで表示される。
番号待ちに表示されているが、来ない人を個別に呼び出す。
1 呼出待ち番号のセルの呼び出したい番号を選択する。
2 青色の図(呼び出す)をクリック
3 選択したセルの番号を2回読上げる。
番号待ちに表示をすべて消す。
1 呼出待ち番号のセル(B9:E12)のデータを手動で全消しする
2 赤色の図(削除番号詰め処理)をクリックする。
3 感想
この呼出システムは、大規模な病院で導入するには数百万円かかるとか…。エクセルであれば無料で作成することができます!
個人経営など、小さな規模の会社で使えそうなら採用してみてはいかがでしょうか。
発想次第で便利なものが出来上がるものです。